日野間道‐ひのかんどう‐(KK01sm-kd01.zip)
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「間道(かんどう)」とは「かんとう」ともよばれています。「広東」や「漢島」「漢東」「漢渡」「漢唐」などの文字もあてられます。室町時代から江戸時代初頭にかけて舶載された縞・格子の織物で、とくに茶席の裂として用いられ、「名物裂(めいぶつぎれ)」の名で珍重されてきたものを指します。
「日野間道(ひのかんどう)」は茶道を千利休に学んだ権大納言日野輝資(ひのてるすけ)の愛用裂と伝えられています。白地や薄茶地に真田紐を模したような黄・樺・茶・蘇芳・淡紅などのよろけた縞柄を織り出したものなどで、間道のなかでも独得の風趣をもち、文様は数種類存在します。
本データは『古今名物類聚 名物裂之部』に記載のものを元に制作しました。
参考文献
松平不昧『古今名物類聚 名物裂之部』出版社不明(1789-97)
小笠原小枝『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館(2001)
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