千鳥格子‐ちどりごうし‐(KK03ks-st10.zip)
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「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。
「千鳥格子(ちどりごうし)」は「ハウンドトゥース(Houndstooth)」とも呼ばれ「犬の牙(いぬのきば)」の意味があるように、チェックを構成している一つ一つの柄が犬の牙の形をしている格子文様です。
イギリス発祥の格子柄で、日本では千鳥が連なって飛ぶ姿に似ていることからこの名がつきました。千鳥とは冬の水辺にあらわれる小さい鳥の総称で、「千取り」の語呂合わせから「千の福を取る」という言い回しや、「荒波と一緒に乗り越える」という意味が込められていることから、勝負祈願や家内安全の意味があります。
日本に伝わった年代は不明ですが、千利休が愛用していた名物裂に千鳥格子に似た文様があり、「利休間道(りきゅうかんどう)」と呼ばれていますが、若干違いがあるため本項では別文様として扱います。
もともとは綾織りの縞でしたが、プリントパターンにも採用され現代に至ります。
フランスでは、鳥の足あとに見立てて「ピエドプール(pied de poule)」とも呼ばれています。
ウールのジャケットや、コート、スーツなどに用いられています。
「千鳥格子(ちどりごうし)」はタイルのように同じ形で敷き詰められる「入替(いれかわり)」「平面充填(へいめんじゅうてん)」「テセレーション」の一種です。
参考文献
長崎巌『明治・大正・昭和に見る着物文様図鑑』平凡社(2005)
有限会社 創美苑『きもの用語大全』
中川ちえ『七緒 文様のふ・し・ぎ』プレジデント社
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