縞‐しま‐(KK01sm-st00.zip)
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「縞(しま)」は幾何構成模様のひとつで、平行する線によって構成されます。
経の線で構成される「縦縞(たてじま)」と緯の線から構成される「横縞あ(よこじま)」、経と緯の線から構成される「縦横縞(たてよこじま)」とに分類されます。
「縞」単体では縦縞を指すことが多く、横縞のことは「段(だん)」、縦横縞は「格子(こうし)」といわれ、日本の古い時代に織られていたのは横段が主流でした。
江戸時代までは段や格子が主流で、縦縞は一般的ではなく「筋(すじ)」や「間道(かんどう)」「柳条(りゅうじょう)」「条布(すじめ)」と呼ばれていました。
室町時代から江戸時代初頭にかけて中国などから伝来した縞・格子の高級な織物は「間道(かんどう)」とよばれています。とくに茶席の裂として用いられ、「名物裂(めいぶつぎれ)」の名で珍重されてきました。「広東」や「漢島」「漢東」などの文字をあてることもあります。「間道」とは、間を隔てて織った筋道という説があります。
また、中国産の絹の間道は「唐物(からもの)」と呼び、南方の木綿のストライプは「島渡り(しまわたり)」や「島物(しまもの)」といいました。「縞」という字は江戸時代に当て字として使用されるようになったという説があります。日本が島国であるため、諸外国も島と考え、その島国から渡ってきたという意味があるといわれています。
参考文献
中島泰之助『別冊 日本の文様③縞・格子』光琳社出版(1978)
尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987)
小笠原小枝『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館(2001)
木村孝『和の意匠にみる文様の名の物語』淡交社(2005)
髙田啓史『伝統の染織工芸意匠集1 小紋文様』グラフィック社(2007)
藤井建三『格と季節がひと目でわかる きものの文様』世界文化社(2009)
木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014)
石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021)
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