博多献上‐はかたけんじょう‐(KK01sm-st15.zip)
¥350
鎌倉時代、宋へ渡った聖一国師(しょういちこくし)に同行した博多商人・満田彌三右衛門(みつたやそうえもん)が、現地で習得した織物の技法を帰国後に独自の意匠を加えて制作したものが博多織の起源と言われています。
江戸時代には黒田長政が幕府への献上品として博多織を用い、その際の柄が後に「献上柄(けんじょうがら)」として、博多織の代表的な柄となります。
「献上柄(けんじょうがら)」は、仏具の「独鈷(とっこ)」と「華皿(はなざら)」を結合した文様と、「両子持縞(りょうこもちじま)」と「中子持縞(なかこもちじま)」を配した構成をいいます。
「独鈷(とっこ)」は密教法具の一つで、真言宗などでは煩悩を破砕し、菩薩心を表します。
「華皿(はなざら)」は、仏の供養をするときに華を散布するのに用いる器です。
「両子持縞(りょうこもちじま)」は「孝行縞(こうこうじま)」ともいい、細い縞が太い縞を挟むように配された縞で「子が親を慕う」という意味があります。
「中子持縞(なかこもちじま)」は「親子縞(おやこじま)」ともいい、太い縞が細い縞を挟むように配された縞で「親が子を守る」という意味があります。
参考文献
木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014)
博多織工業組合HP
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